伊図透「銃座のウルナ」(1)

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うつくしさは
時間すらも
飲み込むだろう

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裏が黒い紙に刷った大きめのイラストを上下5cmぐらいずつ折り返して、黒い折り返し部分にタイトルを印字した凝った装丁の本。

絵柄は宮崎駿っぽい素朴な感じ。若干人物の描き分けに難がある感じがしなくもないですが、なかなか味があり情景描写がきれいです。

志願兵として前線を希望したものの通らず、辺境の雪深い小島に赴任してきた狙撃手のウルナですが、あそこまでして志願した本当の理由はまだ明らかになっていないように思います。

■ウルナの国「レズモア」は隣国「エコール」と戦争中
■小島「リズル」は蛮族「ヅード」の居留地とされている
■リズル南部のケニティ基地には女性兵士+女性の研究者しかいない

■ヅードは人類とは全く違う生命体で、人間を襲い虐殺する
■ケニティ基地そばには木製のジャンプ台「チルモの翼」があり、ヅードが時折そこから「蛮躍」と呼ばれる飛行を試みることがある。これを阻止するのが狙撃兵の役目
■蛮躍するヅードは鳥のような姿をしており、「蛮躍時の変化体」と呼ばれている
■ヅードについては人間を殺しても食べている様子はないが何のために殺しているのか、何を食べて生きているのか、言葉はあるのか、口の中?の黒い玉は何なのかなど何もかも謎
■通常形態で手がないヅードだが、殺す人間を紐で縛ったりしている
■口の中にある黒い玉から伸びているように見える糸状のもので鉈を握っている描写があるため、作業はこの糸状のもので行っていると考えられる

■研究者「ラトフマ」は分隊長とアレな関係にあり、ある程度分隊長をコントロールしている模様
■ラトフマは夜になるとヅードと密会して何だかセクシーな謎の行為に及んでいるほか、色々秘密を抱えている模様

謎が謎を呼びこれからが気になる本作ですが、「イムリ」と同じビームに載っているのでヅードに拉致されたらしい主人公の運命より掲載誌の運命が心配な今日この頃です。