2021/12 青森弾丸ツアー (1日目)

ちょっと長めのお休みをもらったので、こんなご時世ですがちょっとだけ以前から会いたかったあおもり犬に会うべくはるか北国へ弾丸ツアーしてきました。そもそもあまり旅行とか好きなわけではなく、またちょうど以前から予定していた休み日程に某FF14のパッチ6.0リリースがぴったりはまってしまったこともあり本当に行って帰ってくるだけのツアーとなりました。

朝早起きして新幹線に乗り、新青森まで3時間ちょい。隣で仕事してるおっさんの肘鉄とメールやメッセージの着信音(ミュートするかイヤホン使えよ)に悩まされながらテクテクライフで塗り続けます。東北新幹線はトンネルがとても多く、また携帯のGPSが速度に追いつけないようで沿線を全部塗るのは無理でした。

新青森に着くと雪が10cmほど積もっていました。バスの本数が少ないので時間節約のためタクシーで青森県立美術館へ。荷物が邪魔なので駅に預けましたが、カバン一個ぐらい美術館のロッカーに入れればよかったと後で後悔することになります。

建築もいいなと思っていたのですが、実際に近くで見ると若干粗が目立ち残念な感じです。この手の建物は年を経るごとに美しくなってはくれないようです。

企画展は「東日本大震災10年」ということでしたが、全然別の出来事に関する作品や関連性がまったくわからんこじつけくさい作品が多く全体に残念な感じでした。ちなみに客はだれもおらず貸し切りでした。常設展示の奈良美智や棟方志功、でかいでかすぎるシャガール部屋、成田亨さんのウルトラマン怪獣デザインなどは大変素晴らしかったです。こちらは平日昼にも関わらずそこそこ人の姿がありました。

そしてあおもり犬に…犬に…え!

雪のためあおもり犬通路が閉鎖されてしまい、ガラス越しのご対面になってしまいました。残念すぎて涙が出ます。

気を取り直して新青森に戻るためバスに乗りましたが、ルートを間違えて青森駅に着いてしまいました。荷物を持っていればそのまま移動できたのに、荷物が新青森なので一度戻って荷物を回収しなければなりません。ゲンナリしながら電車で青森から新青森へ移動… え?Suica使えないの!?

新幹線はえきねっとで予約して紐付けしたSuicaで乗って降りたので、在来線はSuicaが使えないことにこの時点で初めて気が付きました。慌てて財布を出し、きっぷを買いました。新青森まで戻ってどっと疲れたし既に14時だったので何か食べようと駅ナカの店に入ったところ、保健所からの指導ということで名前と連絡先を書かされました。この後も、行く先々全ての飲食店で名前と連絡先を書くことになります。

東京もCOCOAとか言ってないでこのくらいアナログにやれば感染経路の追跡とか感染者と同じ場所にいた人たちへのフォローとか楽になったんじゃないかと思いますが、まあ素直に従う店も客も少なそうですね。

出てきた海鮮丼です。具のスケール感が違いました。豪快でうまかったです。機嫌の直ったところで再び青森駅に移動し、青い森鉄道に乗ってテクテクライフの駅チェックインとげんちぬりをしながら浅虫温泉駅に向かいます。

浅虫温泉駅では温泉に入るわけではなく、浅虫水族館が目的地です。駅からかなり離れているのですが、線路に沿って歩いていくと売地や空き地に廃墟ホテルが並んでおり気が滅入ります。徒歩10分と聞いていましたが水族館が見えるまでが長く感じられました。

海側ではなく線路を越えて内陸側に浅虫水族館があり、「ウェルかめ」と素朴なプレートが出迎えてくれます。全体に小さく手作り感にあふれた佇まいです。

ちょうどその日最後のイルカショーが始まるということで、よく訓練されたイルカのショーを見ることが出来ました。冒頭、垂れ幕にアニメーションが映し出されるのですがストーリーに何となくもやもやします。

アニメが終わると幕が上がってイルカショーが始まります。実に可愛いです。よく見ようと前の方に座ったらハイジャンプ芸が始まってしまい海水が降り掛かってきました。振り返ると訓練された地元観客の皆さんは真ん中より後ろに座っていました。

普通のお魚もいますがヒトデやクラゲ、チンアナゴに海獣類などが充実しておりなかなか楽しいです。

すぐそこの海までアザラシが来ることもあるそうで、機会があったらぜひ見たいものです。イルカ館は別棟で、行ったらちょうどさっき終わったショーのご褒美タイムだったようで2匹のイルカがお魚をもらっていました。誰も見ていないのに芸をしていて健気でした。螺旋状の通路を降りていくと水中の姿が見られます。

水族館を堪能した後はまた青い森鉄道に乗り八戸に向かいました。途中にある野辺地とかも見たかったのですが、既に暗くなってきていたため諦めました。八戸は駅と市街地が離れており、八戸駅から電車を乗り換えて本八戸に移動します。宿泊地を探す際、ほとんどの安いホテルが本八戸周辺だったので仕方なく本八戸のホテルを予約したのですが、まさか本八戸の駅からもあんなに離れているなんて…。

暗い夜道を15分ほどとぼとぼ歩くと街の明かりが見えてきて、タリーズとかもありました。ようやく目的の宿を発見し、とりあえずぐったり横になります。本当は「八食センター」とかにも行きたかったのですが、八戸についた17時頃にはもうバスもなく、殆どの施設が18時で閉まってしまうので断念しました。朝あと2本ぐらい早い新幹線に乗って、新青森でコインロッカーを使わなければいけたのではないかと思います。

そんなわけで夕食の店を探す気力がなく、ここまで来てタリーズもなぁとか思いつつなぜか宿の近くにあったゴーゴーカレーに入ってしまいました。せっかく旅行に来たのに…。

宿はビジホでしたが温泉もあり、宿泊客が少なかったらしく大浴場は貸切状態で非常に快適でした。ゆっくり湯につかってTVをつけると、「映画見放題」と表示されます。映画のリストを見ましたが、タイトルすら聞いたことのない映画ばかりで、せっかくだからなにか見ておこうかとも思ったのですが概要を見ただけでくっそつまらなそうなものばかりだったのでやめました。夜食のラーメンが無料とのことでしたが、カレーでお腹いっぱいになってしまい無理でした。

TVのローカル番組やローカルCMを楽しみにしていたのですが、ローカル番組はあまりやっていませんでした。CMはなぜかパチンコ屋さんと中古車屋さんだらけでした。東京の夜のTVを席巻しているスマホゲーや仮想通貨、不動産などのCMはまったく見かけませんでした。

夜は12時頃とりあえず寝て、翌日に備えることにしました。ベッドはきれいでふかふかだし安いわりに快適で、朝から普段の3日分ぐらい活動して疲れていたのでぐっすり寝てしまいました。

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